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【儚い恋】好きなら好きって言わないと伝わらないよ!

2016.01.07

こんにちは!

今日はふと、久しぶりに昔好きだった子のこと思い出たので書きたいと思います。
(ちょっと長いです。) 

突然の転校生

僕がまだ小学5年生だったころ。

出身の小学校はだいぶ田舎で全校生徒が30名ほどのちいさな小学校だったので、行事ごともいろいろ細かいことまでやっていたんですよね。

ちょうど、13年前の今頃でした。

僕の出身校では毎月の誕生日の人を祝う誕生日会が月一回全校生徒で昼飯の時間に行われます。

まあ、誕生日会と言っても、その日の昼ごはんがちょっと豪華で、みんなで一緒の食べる楽しみがあるってだけの素朴なものだったんです。

その年の誕生日会の席で突然転校生が来たという報告があったんです。

僕も小学2年のころに転校してきているのでちょっと仲間ができたみたいで楽しみだったんですよね。

先生「今日、転校してきた◯◯ちゃんと◯◯くんだ!みんな仲良くしてあげてな!」

みんな「は〜い!」

先生「ちなみに◯◯ちゃんは今月が誕生日みたいなので、祝ってやれよ!」

みんな「は〜い!」

そして、◯◯ちゃんは主賓席に座っていた僕の隣の席にすわりました。

◯◯ちゃん「だいちくんって言うんだね!よろしくね!」

僕は一目惚れしてしまいました。

悶々と言えなかった中学生

小学生の時の僕はまだ”付き合う”とかそういうことにうとかったものですから、何も言えずに中学生になって、思春期の絶頂期を迎えていました。

そして、◯◯ちゃんに会いたいがために兄弟と仲良くして、よく家に遊びに行ったりもしてました。

また、◯◯ちゃんの家が海沿いだったのでよく釣りに行って、あわよくば会えないかなとかって思ったりしてました。
 

今となってはただのストーカーですね。笑

ただ、中学生の時期ってとても男女関係に関してはナイーブな年ごろで、僕のクラスでは男女の仲はそんなによくなくて、どうしたら男女仲良くできるのかって話し合いが設けられたりしたくらいでした。

そんな男女の関係に板挟みにされて、僕は気持ちを伝えることができず中学2年生がおわりました

その頃、◯◯ちゃんには僕以外に好きな人がいるという情報もありましたからなおさら気持ちを伝えられなかったんですよね。

そんなこんなでグダグダ引きずっていた3年生の秋頃、進路選択を考えないといけない時期にさしかかっていました。

僕は当然のことながら地元の高校に入る予定だったので、あんまり考えていなくて、◯◯ちゃんも同じ高校だとばかり思っていました。

そんなある日の朝、普段のように学校へ行くと教室にはその子の姿がありませんでした。

風邪で休んでいるわりにはえらく片付いた机をみて、何か違和感を感じたことは今でも忘れられません。

先生「はい、みなさん気がついているかもしれませんが、実は◯◯ちゃんはご両親の仕事の都合により転校することになりました。」

頭が真っ白になりました。

この時の僕の感情を思い出したら今でも涙が出てくるくらいです。

約4年間、悶々と思い続けた気持ちを発散できなかった悔しさと自分への苛立ち、そして◯◯ちゃんとの別れが辛かったんです。

その日、1日抜け殻のように過ごし、カラ元気でみんなに笑顔で接したつもりでしたが、顔はゾンビのように死んでいたでしょう。

「手紙」初めてのアクション

家に帰ってからも悶々と考え続け、本当ハゲるくらいに悩んだ挙句、手紙を書くことにしたんです。

そして、2時間近くかかって3枚ほどの手紙を書きました。

支離滅裂な内容の手紙を握りしめ、薄暗くなった朝の道を1㎞ほど走ったのは本当に人生でこの時だけでしょう。

田舎のピュアな携帯も持っていない僕にできる最大限のアクションはこれだけだったって今になっても思います。

◯◯ちゃんからの返事が返ってくるかもわからないし、僕の気持ちをその子が受け取ってくれるかもわからなかったけど、そのアクションが僕の明日を明るくしてくれました。


◯◯ちゃんからの返事が返ってきたのはその1週間ほど後のことです。

文通でやり取り

返事が返ってきてからすぐに僕も返事を書いてという文通でのやりとりが始まりました。

僕にとって好きだった子とのやりとりができている現状に物凄く満足していて、ケータイ電話を手に入れるまで文通でのやりとりで十分だと思っていたんですよね。

ただ、4通目を送った頃。今まで1週間ごとに返事が返ってきていたのにもかかわらず、1週間経っても返信がこず、来る日も来る日も毎日家のポストを確認する日が続きました。

2週間経っても帰って来ず、3週間経っても手紙は帰ってきませんでした。

なんていうんでしょう。

人の気持ちって不思議なものですね。

気持ちが盛り上がった分下がる速度も尋常じゃなく、受験時期と被っていたこともあって、最終的には◯◯ちゃんとの気持ちは忘れて、受験に打ち込もうということになったんです。

今でもあの時の感情を考えると不思議でしょうがないのですが、中学生の狭い世界に住んでいた僕にとって、くるはずのものが来ないという苦痛に耐えきれなくなったんでしょうね。

そして、◯◯ちゃんとの儚い恋愛は終わり…ではなく、まだ続きます。

約1ヶ月くらいがたったある日、家の電話が鳴りました。

プルルプルルっ

ガチャ

僕「もしもし、矢野です。」

◯◯ちゃん「もしもし、◯◯ですけど。」

なんと、もう忘れてしまおうと思っていた◯◯ちゃんからの電話でした。

その時ほど自分の感情とは全く逆の行動をとったことは人生で一度もありません。

僕は終始「うん。」

というだけでした。

◯◯ちゃんの話によると、住所が長くて複雑だった分、間を空ける場所が間違っていて、違うところに届いてしまっていたのだとか。(僕が悪いです。)

電話をくれた日に◯◯ちゃんにも届いたのだとか。

………

どちらに非があるわけではありません。

そういう運命だったのかもしれません。

だけど、僕は手紙が来なくて日々いろんな感情と戦っていたあの頃を忘れられなかったんです。

数日後、◯◯ちゃんからの手紙が届きました。

僕はそれに返事を書きませんでした。

僕は僕の手紙が届かなくて待っていたのは◯◯ちゃんの方も同じだということを想像する余裕もなかったし、自分のことで精一杯だったんでしょうね。

今思うと最低のことをしたと思います。

でも、そういう運命だったんだとも思います。

人生でこれほど後悔したことは他にないほどです。

高校生になって。

高校生になった僕は親からケータイを買ってもらいました。

少人数の中学から40人のクラスになかなか馴染めなかった僕はどこかに逃げ場が欲しかったんでしょう。

ある日、前に◯◯ちゃんが手紙で書いてくれていた携帯電話の番号に急に電話してみようと思って、電話したんです。

※そんな行動ができるならもっと早くやっておけよというのは無しでおねがいします。

なんと、2コールで電話は繋がりました!

僕「もしもし。だいちです。覚えてる?」

◯◯ちゃん「え!だいちくん?久しぶり!なんかそろそろ電話来る気がしてた。」

僕「そうなんだ!手紙はごめんね。受験でいっぱいいっぱいになってて。」

◯◯ちゃん「いいよ!私も受験だったし。とりあえず、なんとか高校受かったよ!」

僕「おめでとう!僕もなんとか。」

◯◯ちゃん「あ、あとね、ちゃんと言いたいなっておもってたんだけど、私彼氏できたんだよね。」

………

わかってたんです。わかってたんですよ。

手紙を書かのは僕だし、電話でそっけなく返事したのも僕だし、わかってるんですよ。そんなことは。

でも、もしかしたら…

って淡い期待をしていたのも事実で、その期待が一瞬にして崩れ落ちた瞬間でした。

僕「うん。そうだよね。お互いに違う環境で進んでるんだもんね!僕も好きなひと見つける。」

この言葉が人生でついた嘘の中で一番辛いものだったのは言うまでもありません。

それから、好みの子がいたり、好きになったりした子はいましたが、僕は高校では誰とも付き合うことなく卒業しました。

◯◯ちゃんのことがどこか忘れられなかったんだと今になっては思います。

もう、一生会うことはないでしょう。

そんなことわからないだろうっていうひとはいるとおもいますが、僕としては会いたくないって言うのが正直な気持ちです。

僕の中でこうした恋物語の主人公としていてほしいからという理由では理由になっていないかもしれないけど、そういうことです。

それに、高校を卒業したある日。

ふと、◯◯ちゃんの電話番号に電話してみようという衝動にかられて、電話をしました。

すると、また2コール目で電話がつながったのですが、電話に出た人は”知らないおっさん”でした。

◯◯ちゃんはすでに電話番号も変えていたし、メールアドレスも変えていて、そのころは流行っていたmixiにも◯◯ちゃんの姿は見当たりませんでした。

そうして、僕の儚い恋は終わりを迎えました。

好きなら好きって言わないと伝わらないよ!

このことを通して、痛感したことは”思っているだけでは何も始まらない”ということでした。

恋愛だけではなく、いろんなことにそれは言えます。

あの時、電話にちゃんと対応できてたら、手紙ちゃんと出してたら…言い出したらキリがないですが、それで未来は変わっていたかもしれません。かもです。

だから、僕は目の前に感じている感情を表現しないで終わりたくないと思うようになりました。

そう、”好きなら好きって言わないと伝わらない”んです。

ps.現在◯◯ちゃんが何をしてるのかは全然わかりませんが、僕が大学一年生の頃、風の噂で聞いたところによると。

”アフリカの原住民の人の生活に興味があって、アフリカに住むそう。”

という話でした。

ああ、もう、一生会わないんだなとおもった瞬間でした。

※これはノンフィクションです。

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