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大学生までは社会の作った箱の中。

2015.03.23

昨日、無事5年間(休学1年)の大学生を終えました。

高知市内では大学生がそこら中で歩いているという不思議な現象が起きました。お騒がせしました。
やはり、人ごみの中にいるのは結構苦手な自分。

同級生のほとんどが昨年卒業しているので、なんとも寂しい卒業式になるかと思いきや…
懐かしい面々と会うことができて、テンションあがりました^^

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来年から自由人(フリーター)なひともいて、自由人の同僚ができました。やった〜

さて、さて、BLOGのタイトルにあるように僕は大学を卒業して自由の身になりました!

僕はふと大学3年生の時にレールの敷かれた人生は嫌だと思い始めました。

高知に来て、よく「なんで高知に来たの?」
と聞かれることがありました。

そんなときにいつも「受験に失敗して」とか「よさこいがあるから」とかそんな感じの返事しかできない自分がほんとにこの道を選んだ理由は何なんだろうと考える時がありました。

実家のある京都から離れてくらし、僕のなかでは自由の身だと思っていました。

しかし、どこかで親や先生が決めてきた道が目の前にあって、そこに沿うように進むことが正しいことのように感じていました。それは物理的には自由の身になったのかも知れないけど、精神的にはまだまだ自由はないことを意味していました。
 
もちろん、親からの支援や他の大人からの支援を必要とするタイミングは多々あって、その都度守られていると安心することもあります。法律的にも20歳を超えなければ子どもです。

例えば、よく就活などでいわれる「あなたは何をしたいのですか?」という質問。

「あなたは何をしたいですか?」って言い換えると、「あなたは自分で考えて道を切り開くことはできますか?」ってことなんじゃないかと思うんです。

でも、今の僕たち大学生の立場でそのようなことは到底無理で、社会的責任を負うことのない場で必死に考えても結局そこまでなんだと思うんです。だから、僕は3年生から早く社会に飛び出したいと考えていました。大学をやめてと考えたこともありましたが、それは親にも申し訳ないし、教師という目標のために進学した意味は失いたくないと考えたのでやめました。

それを考え始めてから大学にいくのは結構な苦痛でしたが、目標のためにとうまく乗り切ってきました。

そして、この一年悩みに悩んだ末、考えたこととしては、

いつ社会から逸脱するか生きる意味につながると考えたのです。

親から、先生から決められたルートは、社会が決めたルートです。僕たちの親世代はバブルを経験し、その崩壊を経験しています。だから、みんな一般企業への就職よりも公務員をすすめ、派遣やパート労働などの非正規雇用よりも正規雇用を進めます。その教育は間違っているとは思いません。しかし、そこで考えることをやめ、その流れのまま進んでいる人はその後どうなるでしょう?

僕は小学生のときから学校の教員に憧れ、教育者というすばらしい職業を目指してがんばってきました。
結果…自由人(フリーター)になりました。これは間違った選択でしょうか?

口には出しませんが、多くの人が「何大学卒業してまで遊んでるんだ。」とか「あの子大丈夫かな」とか思うと思います。事実、僕も昨年卒業して行った同級生には同じ感情を思いました。

社会からの逸脱とは社会のあり方を否定するとかではなく、社会に無意識にすべてを任せ、流れに身を任せているところからの離脱という意味です。自分の生きる意味、進路、生活は誰かに決めてもらっていても当てはまらないことの方が多いと思います。自らの経験から、こうした方がいい、こうすると幸せだという生き方を見つけて行こうと悩み考えることが社会へ出て行くと言うことなのではないかと思います。

僕はまだまだ自分探しの旅を辞めない選択をしたのかも知れません。
大学を卒業するタイミングで自分の生きて行く道を見つけた人はとても幸運かもしれません。
とりあえず社会に出た人は、常に自問自答する時間が必要かもしれません。

あなたにとって生きて行くとは何ですか?
 

この疑問に答えられる暇で、必死に生きて行くことを誓います。

高知の荒地でシャクヤクを600本咲かせ、限界集落を憩い集落に 

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矢野 大地 (やの だいち)


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